Hey guys! KAKELU(@rising_blue94)です★
いきなりですが、前回書いた『しかや』の記事はご覧になられたでしょうか?
(※遼・・・KAKELUの昔ながらの友人。嘉麻市出身。名字に『鹿』という文字がついている)
「ごめん、まだ見てないわ」
「えっ、まだ見てないん?『しかや』に同行してくれたのに?」
「ごめんちゃ。URL送って」
「OK! 下記にURL貼ってるからチェック宜しく!」
Hey guys! KAKELU(@rising_blue94)です★ いきなりですが、あなたの住んでいる場所に鹿は生息していますか? そんなこと気にする機会ってあんまり無いですよね。 そもそも日本に鹿なんて生息し[…]
▲全国トップクラスのシカ肉を提供している『しかや』を丸裸にした記事はこちらから
前回の記事で『しかや』の予習、復習を終わらしたところで、今回の記事では、
★『しかや』の解体処理施設をガイドしてもらった
★シカの猟に同行してみた
★シカ肉ご馳走してくれないかなあ
について書いていきますよっ!
『しかや』の解体処理施設ってどんな感じなの
「猟に行く前に、うちの解体処理施設をガイドしていくね」
「はい。お願いします」
「まずはこの赤枠の部分を説明しよっかね」
「はい、この倉庫からですね」
「(笑)これ倉庫じゃないんよ」
「倉庫じゃない…!?」
「さっき本間さんが倉庫やないっち言ったやん」
「そこはね、狩ってきたシカについとる泥汚れを落とすんよ」
「あのホースから水が出るんですね」
「何でここでやるかっち言ったら、シカを積んだ車を隣接させて、シカを下ろしてすぐに水洗い出来るようにしちょんよね」
「なるほど。ここから中へシカを運びやすくしている狙いもあるのか」
「じゃあ中へ行ってみよう」
ーしかやへ入るー
「ここから先は長靴を履いてね」
「はい、靴の汚れを持ち込んじゃダメですもんね」
「シカ肉を捌くところやき、衛生面も結構気をつかいそうや」
「この扉がさっき説明した、狩ったシカを水洗いする部屋に繋がっちょうところやね」
「外から効率よくシカを運べそうです」
「こっここでシカを…」
「そう、シカを捌くとこやね」
「手前の白い台にシカを乗せて、刃を入れるところだけ熱湯をかけるんよ。そしたら、毛が表皮と共に剥げていくんよね」
「そういえば、シカの毛ってやっぱり汚いもんなんですか」
「う○こと同じくらい汚い」
「それは1本足らず毛を落とすべきですね」
「下の動画(0:46~)に毛をお湯で落とすシーンがあるばい」
▲株式会社糸島ジビエ研究所 代表取締役 にしむーさんが『しかや』にシカの捌き方を伝授中。0:46~から動画がスタートします
「何て分かりやすい動画なんでしょう。熱湯でキレイに毛が落ちていきましたね」
「毛を落として、足元をばっさり切り落とす」
「何のためにでしょうか」
「シカを吊るすためにやね」
「???」
「写真の真ん中くらいにあるワイヤーで吊るすんよ」
「これも下の動画(15:00~)を見たが分かりやすいき、見てみて」
▲15:00~から動画がスタートします
「次に、ワイヤーで吊るしてからシカ肉を捌く」
「おー、ここでついに捌くんですね」
「まあ、その前に肛門をくり抜くんやけどね」
「痛そう…なんで先に肛門を切り抜くんですか」
「そこから皮をめくって、包丁を使いながらめくっていく感じかな」
「これも下の動画(5:40~)を見てみて」
▲5:40~から動画がスタートします
「捌くっちよりも、めくってる感じだ」
「この時点では、まだ肉を捌き終わっていませんよね」
「下の動画(17:45~)見てみて。一気に皮を剥ぎ落としていくんよ。スッキリするばい」
▲17:45~動画がスタートします
「うお〜!すごい!こうやって解体していくのか〜!」
▲キレイに解体したらこんな感じです
「解体が終わったら、チルド室に運ぶんよ」
「シカ肉重そうです」
「大丈夫。吊るしているワイヤーがチルド室まで運んでくれるんよね」
「これチルド室まで動くんですか?」
「ほらっ、レールが続いちょうやん」
「もしかしてこれも手作りですか」
「そーばい。作るの大変やった〜」
「究極のDIYや」
「ここがチルド室。ここでシカ肉を冷凍保存する」
「ここでやっと解体が終了ですね」
「シカを獲る時から解体まで、体力だけやくて精神的にも集中しなやき疲れそう…」
「でもね、猟も解体も本当に好きなんっちゃっね。時間も忘れるくらい」
「そ、そうですよね。大好きでたまらないことを仕事にしているから、疲れよりもワクワクが勝るのか」
猟に同行してみた
「じゃあ、今から猟に出るか〜!」
「よっしゃあ!狩るぞ〜!」
「プロの猟師さんに同行できる機会っちなかなか無いき楽しみです」
「本当は、狩猟見学1人につき30,000円やけど今回は特別にね。出世払いでよろしく(笑)」
「はっ、はい(ビクビク)」
▲この車に乗って山へ向かいます
▲さちさんと本間さんの両脇には猟銃が。しっかり銃袋で隠していました
本日のコンディション
「今日は風が強いきシカが現れにくいかもしれんね」
「風で警戒心が増すんですか」
「シカは人間に対してスゴく警戒心が強いっちゃん。風もふけば、さらに警戒心が強くなるきシカが現れにくくなる」
「シカを獲るところ一度で良いから見たいな〜」
「取材してくれちょうき、シカ獲れんと撮れ高がなかろ(笑)」
「はい、全力でお願いします」
「山の近くに車を止めて、徒歩で山へ入っていくんですよね」
「いや、『しかや』は流し猟っち言って、獲物を発見したら車から静かに降りて、木の陰に隠れながら忍んで、鹿が止まった所を仕留める猟法をしよるんよ」
「途中まで車で移動するのは驚きです。そういえば、車の中から発泡しちゃダメなんですか。シカに逃げられる前に撃っちゃうとか」
「銃刀法違反で捕まるよ(笑)鹿を見つけても、車内や路上からの発砲は禁止されとる。また、車内や路上で銃袋をせずに裸銃で持ち歩くことも禁止されてるよ〜」
「もし違反したらどうなるんですか」
「銃刀法違反で銃の所持許可は帳消しになって、前科もついちゃう。猟師を続けることは厳しくなるね」
「銃の所持が特別に認められている分、ルールを破ると罪が重くなっちゃうのか」
林道へレッツゴー
「ここからは会話無しでお願いします」
「撮影もなるべく控えた方が良いですよね」
「出来るだけお願い」
「分かりました」
▲さっきの和やかムードも一転。ピリピリした緊張感漂う雰囲気に思わず無口になりました
ここからは会話も写真もありません。
果たしてシカを狩ることは出来たのか!?
では、猟が終了した帰り道の会話からお楽しみください。
猟の結果発表
「いやー、シカおらんかったね(笑)」

「、、、はい、いませんでした」
「猟銃も使わんかったな(笑)」
「はい。弾が出る所一度で良いので見たかったです…」
「時と場合によるけど、運が良ければ1度の狩猟で4匹穫れることもあるんやけどね(笑)」
「どんまいどんまい」
「どんだけ落ち込んどん」
「シクシク」
「うそうそ。プロの狩猟に同行させてもらっただけでも大変満足です。本当にありがとうございました!」
「こちらこそ〜」
▲運が良ければ林道にシカがひょっこり姿を現します。サチさん撮影
【急遽】シカ肉パーティーを開催
「それにしてもお腹が空きましたね」
「(こいつ、、シカ肉を食べたいがあまりに、そういう話題を振りやがった…!)」
「本当お腹空いたよね〜。シゲ君が良いなら、この後シカ肉を振る舞っても良いけど」
「、、、」
「シゲ君どーする?」
「(頼む本間さん…! 一切れでも良いのでシカ肉食べたいです…!)」
「うーん…」
「(俺もシカ肉食べてみたいな〜)」
「ドキドキ」
「サチの家にまだシカ肉残ってたっけ?」
「沢山じゃないけどあるよ〜」
「なら、シカ肉振る舞っちゃろっかね!」
「本当ですか!?やったー!」
私のシカ肉が食べたい思いを遠回しに言ったことが功を成したのでしょうか。
急遽シカ肉をサチさんの家で振る舞ってくれることに🎉
シカを狩れなかった悲しさも一瞬で吹き飛んでいきました。
お疲れの中、申し訳ない気持ちもありましたが、食欲とシカ肉への興味が勝っちゃいました。
今日が初対面なのに、ここまで「オ・モ・テ・ナ・シ」をしてくれる人はなかなかいないと思います。
猟師仲間が『しかや』と『サチさんの家』に集まってくるのも納得です。
次回!食テロ間違いなし!猟師が作るシカ肉料理を暴れるように食してみた!
をお届けします!
次の記事が『しかや』の最後の記事になります。
どうぞ最後までお楽しみください♪
では、最後まで読んで頂きありがとうございました😁
– Information –
住所:〒821-0012 福岡県嘉麻市上山田1138-9
Tel : 080-3994-1193
Mail : shikaya.honma@gmall.com
