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嘉麻市唯一の養蜂場を営む若き経営者『辻諒太』に話しを伺った!

Hey guys! KAKELU(@rising_blue94)です☆

この記事では、ハチミツ採り後に辻養蜂場代表の辻諒太さんにインタビューした内容を書いていきます!

養蜂場のぶっちゃけ話しや、嘉麻市の今後についてお話ししました!

それではレッツゴー!

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辻養蜂場の中身

お邪魔しまーす。

直売所にはハチミツが売られてたり、地元のフリー雑誌が置かれていました。

全て木で造られており雰囲気最高です。ここで読書がしたくなりました。

今からお話しをしてくれるのは辻養蜂場代表の辻諒太さん(@tsuji_apiary)

ジュースも奢ってくれて、おやつも準備してもらい、なんて優しい人なんでしょう。

そんな辻さんよりお菓子に目線がいきそうになったのはここだけの秘密。



嘉麻市で養蜂場を開業した理由とは

「蜂蜜採りの後にお話できる時間をつくってくれてありがとうございます」

「俺が辻さんやったら帰らせますよ。早く休ませろやって」

「ぜんぜん大丈夫よ。僕も楽しみにしていましたし」

「ありがたいです。早速質問ですが、そもそも何故養蜂家になろうと思ったんですか?結構珍しいですよね」

子どもの時から虫が大好きで、母の実家がミツバチを飼っていたことキッカケに養蜂という仕事をやってみたくなったんよね」

「なるほどです。では、なんで嘉麻市で養蜂家としてやっていこうと思ったんですか?筑後地方とか農家の支援がしっかりしてる場所の方が事業もやりやすいじゃないですか」

「それ生まれ育った地で、好きなことでお金を稼ぎたいという想いがあったからやね

「好きなことでお金を稼ぐって俺たちの理想を辻さんは実現しとる」

「でも大変なことも多かったね。養蜂を仕事にしたいと決めた時に大手の養蜂場に弟子入りを志願したんやけど、最初は断られたんよね」

「なんでですか?お前には養蜂はまだ早い!みたいなこと言われたんですか?」

「いや、例え養蜂の技術を教えても、蜂蜜を採れる場所が無いから独立は厳しいち言われたな。でも、その後親方が嘉麻市や飯塚市(隣の市)の養蜂家の縄張りを調べてみると、結構場所は空いちょうし、プロがほとんど居らんかったっちゃんね」

実は嘉麻市と飯塚市は養蜂場を開業するのにもってこいの場所やったんか!」

「そうそう。これなら場所も確保できるき大丈夫だろうということで弟子入りを認めてもらえたんよ」

「それは良かったです。地元の農家さんからも喜ばれました?若き養蜂家が出てきたばい!って」

「歓迎もされたし地元の人達は応援してくれよるね。ただ、地元の趣味で養蜂をしよる人達によく思われとらんね。年齢も離れちょうき考えがどうしても違うところが出てくる」

「養蜂家って嘉麻市に何人かおるんですね

「商業としてやりよるのは自分だけやね。それに今後、趣味でやりよる高齢者が養蜂活動を辞めた時に、うちが養蜂できる場所が自然と増えてくる。将来は今の3~4倍増やしたいな

「将来性も見越して嘉麻市で活動を始めたんですね。地元に貢献できて、好きなことを仕事にできて、事業の伸びしろもあるって嘉麻市みたいな田舎でもアイディア次第で実現できるんやな

養蜂家はなんで朝に活動するの

「養蜂家の1日を教えてください」

「基本1日に2ヶ所で蜂蜜を採るんよ。6時からと9時から。その作業が終わり、次の日の準備をして、それが終わるのが14~15時くらいやね。そこから昼寝して、事務作業とかやる感じかな」

「そっか。個人事業主でやってるから、毎日決まった時間にすることは決まってないんですね。そもそも朝早くから養蜂をやる理由って何ですか?」

「まず昼は暑い!暑い中作業したくなかろ?」

「当たり前です」

「あと昼に採ると、昼にハチが持ってきた蜜が混ざってしまって美味しくなくなるんよね

「熟成したワインに新品のワインを入れる感じなんかな?毎日蜂蜜をとっているんですか?」

「基本毎日やね。10ヶ所以上養蜂してる場所があるけど、巣箱にハチミツが満タンになるのが5~6日やきね

「たまには休んでください」

「そうもいかんっちゃんね。ハチミツを採る期間が4月10日〜6月10日の2ヶ月だけで、収穫分でその年の売上が決まってくるんよね

「ならこのシーズンが一番頑張り時ですね」

「そうなんよ」

「収穫したハチミツは全て売れてるんですか?」

ありがたいことに全部売れよるね

「すごいです!」

ぶっちゃけ年収いくらですか

「拓実がさっき言ってたんですけど、ぶっちゃけ年収ていくらですか?やっぱり気になるところですよね」(他人になすりつけるやつ)

「おい、やめとけって」

「(笑)いくらくらいだと思います?ちなみに、軽トラも新品で買いました」

「待って、養蜂家儲かっとる説濃厚やね」

「いくらくらいやろ」

「700万とか?でもそれより低かったら失礼に当たるし。500万てところで安パイにとっとく?」

「その値段で安パイとは言えんやろ」

「答えは、、秘密ですが、同年代のサラリーマンの平均年収よりは高いですね

(本当は年収と所得を教えてもらいましたが記事では伏せておきます。笑)

「それって凄いですよね?他の養蜂家がどれだけ稼いでいるか知りませんが」

「新規就農の担当者が『新規就農者でここまで早く黒字転換できた新規就農者は初めてだよ』ち言ってくれて嬉しかったな。でも、所得から借金返したり、運転資金をまわしたりしてる分で結構差し引かれるから、もっと売上を伸ばさんとね

「辻さんの経営センスが抜群なんだと思います。ここまで早く黒字転換できたコツとはズバリなんでしょうか?」

しっかり計画をたてていくことやね。あと、しっかり設備投資もやったな。そのために1000万円の融資を受けたもんね」

「俺の知り合いの経営者も口を揃えて借金はした方が良いと言っていました。辻さんもそう思いますか」

絶対借金はしたほうが良い!

「俺も計画練って借金しよっと



現状の課題ってあるの

「お話しを聞いていると順調に事業が進んでいるように感じられます。現状の課題ってあるんですか?

「今後事業を大きくするに連れて、僕の右腕になる人が今後必ず必要になる。今は、養蜂に興味ある人に手伝ってもらったり、アルバイトで何とか持続させとるね

「アルバイトも募集しているんですか?」

「そうなんよ。高校生でも大学生でもパートさんでも時給1000円で雇っちょうね

「嘉麻市で時給1000円のバイトがあるんですか?俺が学生で嘉麻市に住んでたら絶対ここでバイトしていましたよ」

「でもね、なかなか集まらんっちゃん。やっぱり体力を使うきね」

「福岡市で居酒屋のバイトをした方が何倍も体力使うと思います」

「でも雨の日とか、ハチミツが採れる日って直前にならないと分からないですよね

「そうなんよね。急にハチミツ採る日が決まるから、予定は立てづらいね。やき、ハチミツを採らない日に出勤してくれた場合、2000円渡して謝って帰ってもらうようにしちょうね

「働かずに2000円貰えるのは美味しいな」

「ぜひアルバイトが集まって欲しいですね。そこから口コミとかSNSで拡散とか、この時代、若者はある意味皆んながインフルエンサーなので」

辻養蜂場が嘉麻市を変える

「現在激熱な辻養蜂場は今後どのようなことをやっていくんですか?」

まずは他地域の事業者とコラボ商品を多く展開していきたいね

「嘉麻市に力を入れてください」

「これも考えがあって、他地域の事業者とコラボすること他地域にコラボ商品を置いてもらえて、それが市外の人達にも認知されるようになるやん。それを何度かやるうちに実績と信頼がつくれるんよ

「ほうほう」

「そしたら、うちが海外のハチミツを輸入する事業をしても、信頼があるから購入してもらえるようになる。そしたらハチミツの収穫量以外にも収益が出せるきね。そして、」

「そして?」

「辻養蜂場にブランド力が高まったら、嘉麻市の事業者の人達とコラボしていきたいんよ

「今思えばハチミツって何にでも合うじゃないですか?クラッカー、パンケーキ、野菜にも、、

「全くその通りで、甘味料やもんねハチミツは。やきお肉にも何にでも合わせられる良さがあるのがハチミツっちゃん。嘉麻市には規模は小さいけど各各ブランドを持ってる人が多いき、そういう人達とコラボして嘉麻市の新たな観光資源をつくっていきたいんよね

「なるほど!そうなったら嘉麻市にお金を落とす量が増えて、嘉麻市の経済が周るようになりますね」

「あとは他地域といかに差別化を図って広報できるかにかかってますね。嘉麻市には名物も観光地としての魅力もまだまだ掘り起こせてないと思いますもん。辻さんこれからも頑張ってください!

「中嶋君も嘉麻市のために情報発信頑張ってね」

「ありがとうございます。では本日は貴重なお時間を頂きありがとうございました

ハチミツ試食会

「あっ良かったらハチミツ少し食べてみる?」

「本当に良いんですか?」

「素直に食べたいって言えよ」

「頂きます」

「よかったら、リッツとトマトもあるので一緒につけて食べてみて」

「とっトマトだと!?

「食べれんと?」

「野菜で唯一嫌いなんよね。まあ辻さんのオススメの食べ方やし一回食べてみるわ。

塩とハチミツとレモン 時々あまなつ 出来ました。 嘉麻市にある辻養蜂場さんの百花蜜と またいちのお塩、九州産のレモンと糸島産の甘夏が入った甘くてキリッとしたこれからの季節におすすめの商品です。 炭酸で割ったり、ヨーグルトやパンに ステーキのソースに酢の物に合わせたりしても美味しく頂けます。 工房とったん、新三郎商店、イタルにて販売中です。 #またいちの塩#新三郎商店#イタル#塩はちみつ#辻養蜂場

今回頂いたのは『塩とハチミツとレモン』です。

名前で既に美味しいと感じました。

実はこのハチミツ、福岡県糸島市にある「またいちの塩」とコラボで作られたハチミツなのです!

ハチミツに塩とレモンの皮が入ってます。斬新!

「まずはリッツにハチミツつけて頂きます。バリバリ」

「味どんな感じ?」

「ば、ばり上手い!ハチミツの甘さと塩の辛さが良い感じにマッチしてて、甘さが際たっとる!それに、レモンピールがあることで味の変化も楽しめる、何なら食感も楽しめる!」

「本当に美味そうに食べるやん」

「どれトマトも。シャクシャク」

「食べれるんね?

「えっトマトってこんな味やったけ?全然食べれるわ。トマトって酸味がすごいイメージやったけど、ハチミツの甘さでストレス無くトマトを美味しく食べれるわ!辻さん色々本当にありがとうございました!」

「こちらこそ!今後も宜しくね!」

まとめ〜辻さんはチャレンジ精神溢れるカッコいい男〜

辻さんとお話ししていて、優しさと野望に溢れていて、リーダーやったらついていきたいと思いました。経営者なので既にリーダーなんですけどね、今後の辻さんの活躍に目が離せません。

また、こういう若い人が嘉麻市で事業の成功事例をどんどんつくることで、外からチャレンジ精神あふれる若者達を呼び込むことが出来ると思います。

養蜂という未知なる事業を嘉麻市に持ち込んで成功しているあたり、将来は経営のノウハウも辻さんから学びたいです。

嘉麻市らへんでバイトを探している方は、辻さんの元で色々学びながらお小遣い稼ぎをしましょう!(時給1000円

 

では、辻諒太さん、諒太さんの両親、1日ありがとうございました!!!

 

 

辻養蜂場HP

辻養蜂場 Instagram

住所 : 〒820-0202 福岡県嘉麻市山野2055−66

Tel : 0948-43-1756 (受付時間 9:00~17:00)




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