Hey guys!
私は現在、ベトナムの首都ハノイで日本語教師として働いています。
日本に行くことが決定しているベトナム人技能実習生に日本語を教えております。
ある日、友達から電話があったので楽しく談笑していると、いくつかの質問がされました。
「ハノイでの日本語教師の1日のスケジュールってどんなかんじ?」
「担当しているクラスはあるの?」
「どんな日本語を教えているの?」
「技能実習生の日本語レベルはどのぐらい?」
「どんな授業を行っているの?」
確かに上記の疑問は少なからず多くの人が抱えている気がします(多分)
私の友人もその1人でした。
ベトナム ハノイで技能実習生に日本語を教える仕事ってどんなことをするか謎すぎますよね。
そこで! この記事では、
ベトナム ハノイでの私の1日のスケジュールを公開しようと思います!
また、ベトナム ハノイの日本語学校でどんな授業を行っているのかも赤裸々にお伝えしますよ!
私の一日の大まかなスケジュール
まず最初に、ベトナム ハノイでの私の平日のスケジュールを表にしてわかりやすくまとめたのでご覧ください。
5:30 | 起床、仕事への準備 |
6:00 | 読書、パソコン |
7:40 | 家を出発 |
8:00 | 職場に到着 |
8:15~9:30 | 1限 |
10:00~11:30 | 2限 |
11:30~13:30 | 昼休み、食事 |
13:30~15:00 | 3限 |
15:30~16:30 | 4限 |
17:00 | 帰宅 or サッカー |
18:30 | 夜飯 |
19:00 | 読書、パソコン |
21:00 | 彼女と電話 |
22:30 | 就寝 |
1、2限と3、4限は引き続き同じクラスに日本語を教えています。
なので1日に2つのクラスを担当することになりますね。
日本人の先生はクラスの担任を務めない。
ベトナム人の先生はクラスの担任を務めます。
では、1日の私のスケジュールをお伝えしながら、ベトナム ハノイにある日本語学校についての疑問を解決していきますよ。
ベトナム ハノイの朝はやっぱりバインミー
朝7:40に家を出て、アパートの前に構えるバインミーの露天に行くのが日課になっている。
毎日通うので、店主が挨拶を交わすだけでバインミーを作り始めてくれる。
ベトナムにはこのようなバインミーの露天が山程ある。
バインミーとは、フランスパンのようなパテーにこんがり焼いた豚肉、いろいろな野菜、卵をサンドして、オーブンで焼く食べ物。
値段は15,000ドン(約75円)とリーズナブル。
またオーダーして3~5分で食べることが出来るので忙しい朝にもぴったりだ。
私の行きつけのバインミーの味は、チャーシューのような味の染み込んだ豚肉を、新鮮でシャキシャキしたキュウリやベトナムの野菜が美味い具合にハーモニーを奏でてくれている。
それに、店主特製のソース(少し辛みが効いたケチャップ)がパン底にたまるので最後まで食べて飽きないのだ。
ベトナムへ主張や旅行へ来られた日本人にぜひとも食べてほしいベトナム料理のひとつである。
本日教えるクラスは授業開始の5分前に知らされる
家から日本語学校まではセンターの車が送迎してくれるので、それに乗る。
私が勤めている日本語学校に到着すると、まず私が行うことは事務所のホワイトボードの確認だ。
そこには、本日センターのどのクラスの技能実習生に日本語を教えるか示される。
しかし、どのクラスに誰が日本語を教えるか提示されるのが、授業が始まる5分前と非常に遅い。
ベトナム人は日本人より時間にルーズなので、しょうがないと割り切るしかない。
どのクラスに日本語を教えるか分かったら、前回担当した先生にどこの範囲まで進んだのか、授業中どこを教えたら良いか確認する。
一応、各教室に日誌はあるが、直接聞いたほうが手っ取り早い。
技能実習生の日本語レベルはクラスで異なる
私が働いている技能実習生の日本語学校では、クラスによって学生の日本語レベルは異なる。
日本語が上手な学生もいれば、下手な学生も在籍している。
例えば、日本語能力試験3級、4級(N3,4)を取得してる学生が集まっているクラスは簡単な日常会話なら問題ないレベルだ。
4級の具体的な日本語レベルは以下を参照してほしい。
基本的な日本語を理解することが出来る
読む:基本的な語彙や漢字を使って書かれた日常生活の中でも身近な話題の文章を読んで理解できる。
書く:日常的な場面で、ややゆっくり話される会話であれば、内容がほぼ理解できる。
1度日本で技能実習生として働いて、また日本で働く学生が集まっているクラスもある。
彼らは、日本で3年間生活してたこともあり、日本語がとても上手だ。
逆に、落ちこぼれが集められたクラスもある。
彼らの平均年齢は高く、最高齢で37歳の学生もいる。
日本語は下手だがお酒はめっぽう強い。
また、入学したての学生は当然だが日本語が全くと言ってもいいほど通じない。
今後、少しずつ日本語を覚えていくのだろう。
教えがいがある(大変やけど)。
どんな授業を行っているの
授業は大きく分けて3つに分かれる。
「文法」「聴解」「会話」だ。
このうち、日本人の先生が担当しているのが「会話」である。
ベトナム人の先生が「文法」「聴解」を教えたあとに日本語で「会話」の授業を行う。
私の会話の授業では主に以下の通りのことを行う。
文末の数字は授業中にどのぐらいの割合で行っているかを表している。
・習った文法を活かして会話をする(教科書を使わない) 50%
・教科書の読み合わせ 40%
・パソコンで日本の文化などを見せる 5%
・みんなで歌って、ダンス 5%
真面目すぎる授業だと眠くなるので、区切り区切りで学生と踊ったり、歌ったり時にはアホになる。
また、パソコンで学生の皆が気になっている日本のことを動画で紹介してあげることもする。
踊ったり、歌ったり、シモネタ授業中にはさむことで、学生の集中力が最後まで続きやすくなる。
アホなことをしてもOK、大事なことは切り替えである。
詳しくどんな工夫をして授業を行っているかは、今後の記事で書いていきたい。
昼休みは皆で食堂
11:30の午前の授業が終了すると、学生はこぞって食堂へ向かう。
私が働く職場には、日本語学校はもちろん、学生の寮や食堂もある。
先生たちは学生たちが食べ終わった12:15頃に食堂へ向かう。
食堂はお金がかからないが、何を食べたいかは決めることが出来ない。
また、先生と学生の料理のクオリティは若干違うらしい。
私は食堂の料理は美味いと思うが、学生からの評価は低い。
4~5人で料理を囲って食べあうのが学食スタイル。
締めはご飯の茶碗にスープを入れてお粥風に頂くのがベトナムの習慣。
食後はみんなで昼寝
食事を済ますと多くの先生方が休憩室で仮眠をする。
2段ベッドが3つあるので、みんなそこで寝る。
というのも、ベトナム人は昼寝をする習慣があるのだ。
日光が殺人的に熱く体力の消耗が著しく、ベトナム人はみんな早起きなこともあって昼寝をする習慣がうまれたんだとか。
夜はやっぱりフォー
家に帰宅すると、パソコンや読書をする。
そして、お腹が空くと行きつけのフォーのお店に行く。
そこでフォーをよく頂く。
フォーは30,000ドン(約150円)と財布にも優しい。
高菜炒飯もたまに頂く。
高菜炒飯は20,000ドン(約100円)と激安。
ベトナムは自炊するより、外食をした方が安いらしいよ!
シャワーを浴びて家に帰ってなんやかんやしているうちに22時くらいには眠くなる。
最近は、そんな感じで1日で終えている。
まとめ
・特定のクラスだけでなく、色々なクラスに日本語を教える。
・ベトナム人の先生は担任を受け持っているが、日本人の先生に担任はない。
・日本人は学生の作文の添削をたまにしなければならない。
・平仮名からスタートして、最後には尊敬語など難しめの日本語を教える。
・卒業までにN3、N4の資格取得を目標としている。
・教室によってレベルが異なる。
・簡単な日常会話なら問題がないレベル(日本語能力試験3級、4級)から、平仮名を勉強しているクラスまで様々。
・1度日本で技能実習生として働いた学生も在籍している。
・習った文法を活かして会話(教科書使わない)
・教科書の読み合わせ
・踊る、歌う
・新しい日本語、若者がよく使う日本語を伝授する
学校に先生専用の昼寝スペースがあること。
昼休みが2時間あること。
授業と授業の合間も30分休みがあること。
これらのことから、ベトナムは休憩をとても大切にしていることがわかる。
一方、日本は休憩が少ないように感じる。。
日本もベトナムみたいに十分に仮眠する時間を設ければ良いのになと思う。
そんな日本も最近では、少しずつですが企業が昼寝タイム(シエスタ)を設けたりもしている。
ラグビーワールドカップで日本を初のベスト8に導いたジェイミー・ジョセフ監督も、どんなに忙しい日でも30分のシエスタをしている。
実業家のホリエモンも昼寝の重要性を訴えている。
なので皆さんも毎日15~30分の昼寝をしてみてほしい。
昼以降の作業のスペードが格段に変わるかも!?
では最後まで読んでいただきありがとうございました!
ベトナム生活もっと楽しみます!