メンバー紹介

代表取締役社長
中嶋 駿 Nakashima Kakeru

原点 ― 日本とベトナムをつなぐ使命

1996年11月11日、福岡県嘉麻市(旧碓井町)に生まれる。幼少期からサッカーに打ち込み、小学生の時には韓国遠征に参加し、日本代表の旗を背負って国際試合を経験した。高校は福岡県立嘉穂東高校に進学し、サッカー部で3年間汗を流し、県大会ベスト8という快挙を達成。仲間と共に挑戦し続ける姿勢が、後の事業家精神の礎となった。

大学は九州産業大学観光産業学科へ進学。当初は英語が全く分からず「be動詞すら理解できなかった」が、恩師の特訓クラスを受けて基礎から鍛え直し、TOEIC680点を取得。その努力は「できない自分でも環境と努力で大きく成長できる」という確信へとつながった。
大学時代は国内外で積極的に挑戦。1年生のときには故郷・嘉麻市から糸島まで60kmを走破する一人旅を敢行。さらにアフリカ(モロッコ)、南米(ペルー、ボリビア、ブラジル)を一人で旅し、異文化に飛び込みながら視野を大きく広げた。

大学3年生の時、福岡県留学生会が主催するイベントに一人で参加した際に、後に妻となるベトナム人のロアンと出会う。彼女との出会いをきっかけにベトナム人の友人が次々と増え、その社交性とポジティブさに惹かれ「日本とベトナムをもっと近づけたい!」という想いが芽生え始めた。

壁に衝突 ― 営業会社での経験と再出発

大学卒業後、大阪の太陽光・蓄電池を扱う営業会社に入社。厳しい飛び込み営業も仲間と過ごす日々は刺激的で、それなりに楽しく取り組んでいた。
しかしある日、営業先で先輩社員が理不尽な扱いを受ける場面に直面し「自分は本当にここで成長していけるのか」と強い疑問を抱いた。さらに、蓄電池や太陽光パネルの重さや長さを覚えるより「今すぐにでも自分で事業を始めたい!」という衝動が抑えきれなくなった。

その若さゆえの勢いもあり、わずか2ヶ月で退職を決意。地元・嘉麻市に戻り、当時は卒論執筆のためだけに12万円で購入したMacBookを唯一の武器に、独学でパソコンとビジネスを学ぶ日々が始まった。
収益はゼロ。同期が次々と社会で活躍していく姿を横目に、焦燥と不安に押しつぶされそうになりながらも「必ず人を幸せにする事業を立ち上げる!」と心に誓い、挑戦の第一歩を踏み出した。

ハノイでの挑戦 ― 日本語教師とYouTube発信

2019年、縁あってベトナム・ハノイの技能実習生送り出し機関の副社長と出会い、日本語教師として働くことになった。現地で多くの若いベトナム人たちと交流し、その明るさや努力に触れる中で「さらにベトナムが好きになった」。
一方で、日本に渡った技能実習生が厳しい環境や不当な扱いを受けている現実も知り、さらに日本とベトナムをつなぐ商品やサービスがまだまだ不足していることにも気づいた。両国を結ぶ新しい仕組みを自分の手でつくる必要があると強く感じ、この時期にYouTubeでの発信も開始。「日本とベトナムをつなぐNo.1の会社になる」という目標を掲げ、行動を起こした。

送り出し機関での勤務を経て日本に帰国し、2020年4月に個人事業を開始。2021年10月に株式会社MORE UP BOOSTを設立した。

起業 ― ㈱MORE UP BOOSTの誕生

現在の事業の柱は大きく3つ。

1. ベトナム語教育事業
「ロアンのベトナム語講座」総受講者数400名突破、平均継続率10.6ヶ月
– 語学教育の「難しい・分からない」という固定概念を打破し、初心者でも楽しく学べる環境を構築

2. メディア発信・文化交流
YouTube「カケル&ロアン」登録者12,500人
TikTokフォロワー25,000人
– 朝日新聞掲載(2025年)、『ウォーキングベトナム』コラム連載 ほか多数のメディア実績

3. 輸出・貿易事業
地元・福岡県八女市の抹茶やお茶製品をベトナムへ輸出準備中
– 「良い商品があってもノウハウや規制の壁で海外展開できない」という中小企業の課題に挑み、国際ビジネス支援の仕組みを構築中

課題 ― 不足する商品・サービス

現在、日本には63万人以上のベトナム人が暮らしている。両国の交流はかつてないほど強まっているが、依然として「日本とベトナムをつなぐ商品やサービス」は不足している。教育、語学、貿易、文化交流──いずれの分野においても、両国の架け橋となる仕組みはまだ十分に整っていない。
この不足している部分こそが解決すべき課題であり、日本とベトナムを結ぶ“架け橋”を構築することに挑み続けている。

未来 ― 日本とベトナムから世界へ

私たちは、日本とベトナムをつなぐ商品やサービスを育て、両国の人々が互いの文化・経済・生活を身近に感じられる社会を実現していく。
そして、ゆくゆくはその取り組みを世界へと広げ、「日本とベトナムをつなぐ価値」をグローバルに展開していく。

メディア掲載実績

– 朝日新聞(2025年5月)
– 『ウォーキングベトナム』コラム連載(2025年4月〜)
– Mirai Digital特集記事(2025年2月)
– R-Vietnam, STUDY CHAINなどで特集掲載

趣味

・サッカー(Jリーグと海外サッカーが好き)
・温泉、ローカル旅(大分や熊本の自然に囲まれた温泉に入る時が幸せ)
・ワイン(健康のために飲み始めたが、今は美味しいので毎晩飲んでいる)
・ベトナム語の学習(毎朝30-60分勉強している)

SNS

YouTube|チャンネル登録者12500人
カケル&ロアン
TikTok|フォロワー25000人

Kakeru&Loan

プロダクト開発マネージャー
グェン チャー ミー Nguyen Tra My

プロフィール

ベトナム・ハノイ市出身。留学生として旭川福祉専門学校を卒業後、栄光や日産テクノベトナムでベトナム語および日本語の教師として勤務した。その後、ハノイ国家大学外国語学部日本語教育学科を卒業し、専門性をさらに高めるために同校で日本語講師として勤務。教育への情熱が止まることを知らず、ホーチミン市オープン大学でも日本語教師として活動。これまでに、『成長企業はなぜ、OKRを使うのか?』や『いろどり 生活の日本語 初級1』、『いろどり 生活の日本語 初級2』などの書籍の翻訳を手がけ、東川町を舞台にした映画「目を閉じれば夏が見える」の通訳者として来日した経験もある。これらの経験を生かし、2024年1月に株式会社MORE UP BOOSTに入社。

業務内容

ベトナム語教育事業のサービス品質を向上させるため、教材の開発、教育プログラムの設計、そして学習者のニーズに合わせたカスタマイズ学習プランの企画を進めている。さらに、より多くの方々が私たちのサービスを利用してベトナム語を話せるようになることを目指し、マーケティングや広報活動にも力を入れている。

趣味

・Netflixのドラマを見ること
・ミステリー小説を読むこと
・演歌を聴くこと

ロアンのベトナム語講座
講師の皆さん

講師について

弊社が運営するオンラインサービス「ロアンのベトナム語講座」には、総勢21名の講師が在籍しています。講師の採用率はわずか1.5%です。教育スキル、ビジネス経験、日本語レベル、コミュニケーションスキルなど、様々な観点から厳格に選考し、優秀な人材だけを選抜しています。講師全員と手を取り合って、ベトナム語教育事業を拡大させていきます。