Hey guys! カケルです(@rising_blue94)
私は2019年に半年程度ベトナムのハノイに駐在していました。そこでは日本に行くことが決まっている技能実習生に対して、日本語を教える教師として働いていたんですよね。
また、彼女がベトナム人だということもあり、ベトナムについては詳しい方だと思います。
さて今回は「ベトナムのおすすめビール」を紹介していきます。
□本記事を読むメリット□
・ベトナムのビールについて知ることができる
・日本でベトナムビールを購入できる際に役立つ
・ベトナム旅行のお土産探しに役立つ
ベトナムのおすすめビールの定義
ここで言うおすすめのビールとは「ベトナムで販売されている人気のビール」のことを指します。ベトナムで製造されたビールだけではありません。
またベトナムのおすすめビールの価格も提示していますが、2020年6月24日現在の相場で日本円を計算しています。ベトナムドンと日本円の今の相場を知りたい方はこちらからどうぞ。
本記事の権威性
私はハノイに半年程度住んでいたことがあり、現地のベトナム人とたくさんのお酒を飲みました。そのため今回紹介するビールは全て飲んだことがあるため、心の底からおすすめできるビールだけを厳選して紹介しています。
また本記事はベトナム人彼女に監修してもらいました。
【豆知識】ベトナムのビール事情
まずはベトナムビールの歴史や特徴を簡単に説明します。
1分で知るベトナムビールの歴史
1890年代にフランスがベトナムを植民地とした頃に、ベトナムにビールが持ち込まれたようです。その後、1960年代に始まったベトナム戦争中に国民の間でビールが大きく普及しました。戦時中は主食の米が不足していましたが、ビールの原料である麦は手に入りやすかったため、さっぱり飲みやすい麦ビールを楽しむ文化が生まれたのです。
ベトナムは世界トップクラスのビール消費量
ベトナムは世界では8位、アジアでは3位、東南アジアでは1位のビール消費量を誇ります(2018年)。このデータを見て分かる通り、ベトナム人はビールがばりばり大好きなのです。ベトナムのレストランに行っても、アルコールはビールと焼酎しか置いてないのが当たり前です。
以下の記事で「ベトナム人と日本人のお酒の飲み方の違い」について紹介しています。
ベトナムのおすすめビール8選
さてここからベトナムのおすすめビールを8つ紹介していきます。
ビアハノイ(BIA HANOI)
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ハノイの北部で絶大な人気を誇る「ビアハノイ(BIA HANOI)」。
100年以上の歴史がある国営の工場で造られており、ベトナムの首都ハノイの飲食店やコンビニで主に提供されています。ベトナムの食品展覧会では5度の金賞を勝ち取るほど、ベトナム人がこよなく愛するビールなのです。
グラスに注ぐと爽やかな香りが漂い、口に入れるとフルーティーな香りを楽しむことができます。日本のビールと比べて苦味が薄いのも特徴です。そのため、日本のビールが飲めなくても「ビアハノイなら飲めた!」という方も多いです。ベトナムビール初心者にもビアハノイをおすすめします。
ハノイで実際に犬肉を食べたこともあります。
・アルコール度数・・・4%
・容量/缶・・・330ml
・価格帯・・・9,200ドン(約42円)
ビアサイゴンスペシャル(BIA SAIGON SPECIAL)
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ハノイの南部で絶大的な人気を誇る「ビアサイゴンスペシャル(BIA SAIGON SPECIAL)」。
日本にあるビール会社より古い歴史を持つ1875年創業の、ベトナムの大手メーカー「サベコ社」の製品です。その歴史からフランスのビール醸造技術が継承された歴史ある味わいを感じるビールです。
副原料はいっさい使われておらず、ヨーロッパやオーストラリアから輸入した麦を使用しています。ベトナムビールは薄味が多いのですが、ビアサイゴンスペシャルは濃厚な麦の香りと味を楽しむことができます。
南部ではもちろん、中部や北部の方でもビアサイゴンは幅広く販売されているので全国的にファンが多いです。ベトナムの1番人気なビールを飲みたい方におすすめですよ。
ハノイに住んでいた時は、ビアハノイと同じくらいビアサイゴンをベトナム人が飲んでいる光景を見ました。もしかしたらベトナムで1番飲まれているビールかも!?
・容量/瓶・・・450ml
・容量/缶・・・330ml
・価格帯(缶)・・・12,000ドン(約55円)
バーバーバー(333)
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世界各国で大人気「バーバーバー(333)」。
サイゴンスペシャルと同じメーカーの「サベコ社」が製造しているビールです。ベトナム国内でのシェア率は約30%で、東南アジア、フランス、アメリカ、オーストラリアなど世界18カ国で販売されている人気の銘柄です。
333はベトナム語で「バーバーバー」と読みますが、実は3は縁起が悪い数字です。333は合計が9になるため、幸運を呼ぶビールとして親しまれています。
原材料は米が使用されており、苦味がベトナムの他のビールよりも強めなので日本の発泡酒のような味わいに似ています。炭酸は強めなので、夏の暑い時期におすすめです。泡立ちが良く、クセのない味わいなのでさっぱりしたベトナム料理との相性も抜群。アルコールは5.3%と他のビールよりも強いのも特徴です。
ハノイにも333は販売されていたけど、レストランでは見かけないこともチラホラあったな。飲食店ではビアハノイとビアサイゴンが圧倒的に多いイメージでした。
・容量/缶・・・330ml
・価格帯・・・6,000ドン(約28円)
ビア・ラルー(BIA LARUE)
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ベトナム中部で絶大な人気を誇る「ビア・ラルー(BIA LARUE)」。
ベトナム中部の醸造所で製造されており、ダナンを中心としたベトナム中部の地域で圧倒的な人気を誇ります。ビア・ラルーが誕生したのはフランスの統治下にあった1909年。フランス人のビクター・ラルーさんがフランスビールを再現して「ビア・ラルー」を造りました。100年以上歴史があるビールで、現在では超巨大ビール会社「ハイネケン」によって運営されています。
少し酸味のある味わいと、すっきりしたのど越しが特徴的です。フルーティーな香りでアルコール度数も低いので、ビール初心者にも飲みやすいビールです。ベトナム人彼女が言うには「味の濃い料理やおつまみと一緒に飲むのがおすすめ」だそうです。
・容量/缶・・・330ml
・価格帯・・・14,000ドン(約64円)
ハイネケン(Heineken)
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オランダ生まれの世界中で愛されている「ハイネケン(Haineken)」。
世界192カ国以上で愛飲されているインターナショナルプレミアムビールです。ヨーロッパで販売量・売上高で1位のシェアを誇っており、ベトナムでも大きなシェアを占めています。ベトナムで最も流通しているのは最も有名な銘柄の1つである「ハイネケン・グリーンボトル」です。
さっぱりとしてフルーティーな味わいで、苦みやキレもしっかりとあるのにコクがリッチなのでとても美味い。各地域で醸造所見学が行われており、ホーチミン市にはハイネケンの歴史やアトラクションを楽しむことができる「The World of Heineken」があります。
・容量/缶・・・350ml
・価格帯・・・16,000ドン(約73円)
タイガービール(Tiger Beer)
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シンガポール生まれの「タイガービール」。
シンガポールのメーカーと有名なオランダの「ハイネケン社」が合併してできた会社「アジア・パシフィック・ブリュワーズ社」が製造しています。今では東南アジアを中心にベトナムでも大変人気があるビールです。また、アメリカ合衆国やイギリスでも販売されており、認知度が高いビールになります。
ホップの苦味は少なく、のどごしも最高。フルーティーで東南アジアのビールの中でも飲みやすい方だと思います。味が薄いので美味しくないというわけではなく、ビール本来の味はしっかりキープされているのでビール好きからも評価が高いです。美味しくないと海外輸出なんてできませんもんね。
ちなみにタイガービールの名前の由来は、タイガービールを製造している会社設立の際の出来事に関連しています。話し合いの会議場となったホテルに野生の虎が迷い込み、安全のため射殺されたという事件が起こりました。それを知った会議の参加者の一人が「迷い込んだのが虎ではなくビールだったら射殺されずに済んだのに」と発言したことが決め手となり商品名が決まったそうです。
・容量/缶・・・350ml
・価格帯・・・16,000ドン(約73円)
フーダビール(huda beer)
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ベトナム中部のフエで絶大な人気を誇っている「フーダビール(huda beer)」。
デンマークの大手ビールメーカー「カールスバーグ社」から技術提供を受けて開発されたビールです。フエ以外にも製造工場があるのですが、フエの工場で作られたフーダビールが一番美味しいと言われています。なぜなら、フエに通っているフォン川(漢字では「香河」)の水で作られているからです。
味はカールスバーグに似ていて、ほんのり麦の香りが広がり、薄味ですが非常に飲みやすくベトナムビール独特の甘い味わいはほとんどありません。かなりサッパリしているので、暑い日にがぶ飲みしたいビールですね。また、ベトナムビールの味があまり好きじゃない方にも1度試してほしいビールです。
・容量/缶・・・350ml
・価格帯・・・14,000ドン(約64円)
サッポロ(SAPPORO)
最後に紹介するのは我らが「サッポロ(SAPPORO)」。
日本の代表的なビールであるサッポロはベトナムでも販売されているのです。キリンやサッポロはベトナムで販売されていないので、唯一ベトナムで飲める日本のビールです。アジア圏内でビール需要が3位のベトナムに目をつけ、2011年にベトナムでサッポロの製造を開始しました。今ではホーチミン市内で行っている知名度調査で認知度が98%に達したベトナム人に愛されるビールです。高い品質と安全を基本のコンセプトにしているので、値段は高めですが、何か良いことがあったハレの日やレストランで飲むようなビールとしてのブランドを築き上げています。
味は日本で販売されているサッポロと一緒です。穀物の旨味がドンと詰まったほどよい苦味とコクを楽しめることができ、シンプルな麦芽の香りとさっぱりとした後味なのが特徴的です。また、ベトナム限定で「ブルーキャップ」が販売されており、味はベトナム人向けなので薄めなテイストになっています。
ベトナムのハノイのコンビニやスーパーでもサッポロは販売されていました。また、教え子の実習生たちもサッポロのことを知っており「日本のサッポロが飲みたい!」と毎日のように言われた思い出があります。。w
・容量/缶・・・350ml
・価格帯・・・20,000ドン(約92円)
ベトナムでも日本でもベトナムビールを楽しもう
今回紹介した10つのベトナムビールは本当に心の底からおすすめできるビールです。それぞれ味や風味が違いますが、日本にはない美味さがあり飲んでいて楽しいです。
ベトナムに行けば紹介したビールを購入して飲むことができますが、現在はコロナの影響があるのでしばらくベトナムに訪れることはできなさそう。。でも大丈夫!今回紹介したベトナムビールは、Amazon・楽天・yahooショッピングでも販売されているので日本でも飲むことができます!どれか気になるビールがあれば、購入してぜひ日本の自宅で楽しんでみてくださいね。一足先にベトナム気分を味わっちゃいましょう♫
★ベトナム系YouTuberとしても活動しています★
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