Hey guys !
ベトナムで日本語学校に勤めているKAKELUです(@rising_blue94)です☆
2019年11月11日、私はベトナムハノイで誕生日を迎えました!!!
俺!おめでとう!パチパチ!
★なぜベトナムで生活しているか気になった方はこちらからどうぞ
しかし私はある不安を抱えて23歳の誕生日を迎えました。
「もしかして誰も俺の誕生日祝ってくれんっとちゃね???」
そうです。私の彼女も家族もみんな日本。
職場のベトナム人実習生には何人かに私の誕生日を教えていたのですが、当日にならないと祝ってくれるか分かりません。
では、結果どうなったのか報告したいと思います。
結論から言うと、色々な意味で忘れられない23歳の誕生日になりました。
色々な意味やら何やら気になると思うので早速紹介してみますよ!
こっそり密輸した物で祝ってもらう
午後の授業はN26のクラスで日本語を教えることに。
N26とはお酒を飲んだり、サッカーをしたり、センターでも好きなクラスの1つである。
「みんな誕生日祝ってくれるかな〜? 祝ってくれたら嬉しいな〜、授業やらないでパーティー開いてくれないかな〜」
なんて図々しいことを思いながら教室に入った。
私の精神年齢はまだ16歳なので、誕生日はできるだけ多くの人に祝ってほしいのが本音、てか誕生日を祝ってほしいことを全面的に出していくのが俺のスタイル。
そんなどうでもいい情報は置いといて、ワールドカップ決勝戦を迎えるフランス代表のような勇敢な気持ちで神々しく教室に入場した(日本語を教えるだけ)。
すると、「先生誕生日おめでとうございます!」と全員が深々とお辞儀しながら祝ってくれたのだ…!
精神年齢16歳の俺は超感激。
高校に入学してサッカー部で初の得点をあげた時の気持ちの同じくらい嬉しかった。
さらに、「休み時間みんなでアイスを食べましょう!」との提案が。
休み時間にアイスを教室に持ち込んでいいのか?
はい良いんです。
休み時間になり教室で5分待機していると、学生が怪しげな黒い袋を持ってきた。
あの機敏かつ怪しい動きは麻薬の密輸をしている人と同じ動きだった。
恐る恐る中をのぞくと、大量の。。
アイスが!!!
そうです。こっそり密輸してきた物とはアイスなのです。
センターのルール的にはブラックに近いグレーゾーンですが、俺の誕生日のために身体を張ってくれていることに感動しました。
味は美味しいのですが、バニラの味が浅かったです。
アイスは日本が1番良かですよ。
左から、タンさん、トゥアンさん、フンさんです。
みんなベトナムのラブホテルが大好きです。
そんな私は授業中、「ホテル、ホテル♪」を連呼することで学生から笑いをとっている救いようのない変態教師です。
彼はソンさん。
「頭が痛いです」と「心が痛いです」と痛みを訴えることが得意です。
まあ、そんな感じでアイスで祝ってもらえたことに感謝!
N26のみんなありがとう!
涙ちょちょぎれ?夜は誕生日パーティー
夜はN3.4.17クラスが私の誕生日パーティーを開いてくれました!
簡単な日本語なら上手に話せるクラスなので、俺も精神的にありがたい。
それにしても1ヶ月半前に、センターに来た日本人のために大勢の人がパーティーに集まってくれて本当に嬉しかやね!
ご飯も豪華なベトナム料理がラインナップしてありました。
飯が美味しすぎて、たまに学生との会話を忘れてしまったけど許してくれるよね?
みなさんパリピです。
ちなみに授業中に彼らに「パリピ」という言葉を教えたので、皆さんパリピと連呼していました。
まあ、センターでは先生と学生の立場がありますが、センターから一歩出ればみんな友達ぜ!
しかし、私のパーティーでは技能実習生に対しての日本の対応の問題点も露呈しました。
彼の名はヴァンさん。
実はヴァンさん!1度日本で3年間実習生として働いた経験があるのです。
なので、センターでもベスト5に入るくらいの日本語能力の持ち主。
そんなヴァンさんは家族を助けるために、実習生として2度目の日本へ訪れるつもりでした。
ヴァンさんは日本語能力試験3級程度の日本語力をもっています。
また、管理団体及び実習実施者も優良な組織であることから、ヴァンさんは5年間日本で働く予定でした。
新たな外国人技能実習生について(法務省 入国管理局 厚生労働省 人材開発統括官)
そんな友人であるヴァンさんと楽しくお酒を飲みながら会話をしていると、急にヴァンさんは寂しげな顔になり私にこう言いました。
「先生、実は私センターを辞めるんですよ」
「えっ?なんで!?」
「もう半年以上もセンターにいるのに在留資格をもらえないからです」
「ヴァンさんみたいに日本語上手で経験もあれば、すぐに日本で働けそうなのに」
「私は1度日本へ行きましたから、次は5年間日本へ行くつもりですね。でも組合か受け入れ先が悪いのか分かりませんが、新しい外国人技能実習生の制度に慣れていないのだと思います」
「そういえば今年新しい制度ができたもんね」
「なので在留資格を発行するのが遅いです。1度日本に訪れた私達技能実習生は不安でしょうがないです。いつ日本に行けるのか?センターにいる間はお金がかかるばかりです」
「日本にいつ行けるか分からないならセンターにいる意味がありません。ふるさとへ戻り、私は恋人と結婚します」
「そうかあ。。日本は本当に実習生に対して考えが甘すぎるわ!」
「仕事はこれからどうするの?」
「将来は日本語の先生になりたいです」
「あと、私は絵を書くのが上手なんですよ!」(携帯に保存してあった絵を見せる)
「うお!めっちゃ上手いやん!(ガチ)俺も日本へ帰国したら将来会社を立ち上げるつもりだから、その時は一緒に働こうな!給料高くするから!」
「はい。その時は宜しくお願いします」
「私は先生に出会えて本当に良かったです。先生は学生を大事にしてくれる。みんな先生が大好きですよ」
「当たり前よ!学生全員をリスペクトしているから!学生を下に見る先生に学生がついてくるわけないから」
「ヴァンさん〜!!!」
「先生〜!!!」
まとめ
日本に対する実習生の粗末な対応への怒り、日本へ行くことを断念したヴァンさんの悔しい気持ち、ヴァンさんがセンターからいなくなることを考えると号泣してしまいました。
お酒を飲んでいたので涙もろくなっていたと思うのですが、この記事を書く時も少し涙目になりました。
あなたはこの記事を読んでどう感じましたか?
また、日本へ行く技能実習生はみんな口を揃えて「家族を助けたいです。いくら大変でも頑張ります!」と言います。
それだけ、強い意志をもって日本へ来ています。家族を助けるために。
あなたの住んでいる地域にも技能実習生が住んでいるかもしれません。
もし彼らと話しをできる機会があれば、優しく暖かく接してあげてほしいです。
なぜなら、技能実習生は日本人が好きですが「日本人の友達がなかなかできない」と悩んでいる人が多いからです。
また、新技能実習生の制度が決定したなら、それにのっとって迅速に対応して欲しいです。
日本がこのまま信用を失うことを発展途上国に続ければ、日本が困った時に助けてもらえると思いますか?
日本は高齢化が進み、外国人の力を借りざるを得ない状況にどんどんなっていっています。
このままじゃ日本の未来は暗いと思います。
まあ、そんな感じで色々と考えさせられる忘れられない23歳の誕生日になりました。
将来は技能実習生と日本人みんながハッピーにできる事業もやっていきたいな。
では今回はこのへんで。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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