【場面別】ベトナム語の「がんばって・応援してる」励ましフレーズ集|Cố lênの使い方【ネイティブ監修|講座運営者が解説】

こんにちは!株式会社MORE UP BOOST代表の中嶋です。

おそらくあなたは、「ベトナム語で『頑張って』『応援してる』ってどう言うんだろう?」と検索されたのだと思います。結論からお伝えすると、答えは「人を応援するなら Cố lên(コー レン)が万能。あとは相手や場面に合わせて一言を足すだけで、ぐっと自然になる」です。

じつはこの Cố lên、私がベトナム・ハノイで日本語教師をしていた2019年、生徒さんから最初の頃に教わった思い出の言葉でもあります。この記事では、そのままマネして使える応援・励ましフレーズを音声つきでまとめ、私が現地で肌で感じた「日本の”頑張って”との温度差」まで、正直にお伝えします。

カケル&ロアン

📌 中嶋駿のプロフィール

✅️株式会社MORE UP BOOSTの代表取締役
弊社は、日本とベトナムを繋ぐ架け橋として、オンラインベトナム語講座の運営や日本食品のベトナムへの輸出販売等の事業を行っています。

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受講者500名以上、導入企業40社を誇る「ロアンのベトナム語講座」を運営中。完全マンツーマン担任制のオンライン授業で、初心者でも短期間でベトナム語が話せるようになるよう、質の高い講師陣と教材を揃えています。

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チャンネル登録者数14,000人を超えるYouTube「カケル&ロアン」では、国際結婚の視点を活かしてベトナム文化や語学の情報を発信しています。

✅️妻はベトナム人
妻のロアンはベトナム北部出身。日常的にベトナム語に触れる環境で、本記事のベトナム語に関する内容もネイティブ視点で確認しています。

先に結論

  • 人を応援する「頑張って」は「Cố lên(コー レン)」。これひとつで、試験でも仕事でも試合でも応援できます。
  • 「Cố lên(応援)」と「Cố gắng(努力)」は別もの。相手を励ますなら Cố lên、自分が「頑張ります」と言うなら Cố gắng(コー ガン)です。
  • やわらかくしたいときは nhé、相手を添えたいときは anh/chị を足す。「Anh cố lên nhé!」でぐっと温かくなります。
  • 日本語の「頑張って」より軽くて温かい。プレッシャーを与える感じが少ないので、気軽に声をかけられます(←ここがいちばんの魅力)。
この記事の設定:ベトナム語は相手との関係で言い方が変わるため、この記事の例文は基本的に「自分より年上の相手(anh=年上の男性/chị=年上の女性)を、自分(em)が応援する」場面で統一しています。相手が同年代・年下なら呼び方が変わります(詳しくは「ベトナム語の人称代名詞一覧」へ)。また、ベトナム語は日常会話で主語(em など)を省くことがよくあるので、「Cố lên!」のように主語なしの短い形も自然です。

ベトナム語の「頑張って」= Cố lên【基本フレーズ】

ベトナム語で「頑張って」と相手を応援する中嶋の様子

まずは土台になる基本形からです。ベトナム語で人を応援する「頑張って」は、「Cố lên(コー レン)」さえ覚えれば、ほとんどの場面をカバーできます。試験前の友人にも、仕事中の同僚にも、サッカーの試合でも、この一言でまっすぐ気持ちが伝わります。

そこに「nhé(ニェー)」を付けてやわらかくしたり、相手を表す言葉(anh=年上の男性/chị=年上の女性)を足したりすると、距離感を調整できます。気になるものから音声を再生して、口に出してみてください。

ベトナム語(カタカナ) 日本語の意味 音声
Cố lên!
コー レン
頑張って!(応援の定番・主語なし)
Cố lên nhé!
コー レン ニェー
頑張ってね(やわらかく・親しい相手へ)
Anh cố lên nhé!
アイン コー レン ニェー
頑張ってね(年上の男性へ)※女性へはanh→chị
Cố gắng lên nhé!
コー ガン レン ニェー
もうひと踏ん張り、頑張って(力を込めて)
Em sẽ cố gắng ạ!
エム セ コー ガン ア
私、頑張ります!(自分の決意・年下→年上)
Anh đừng bỏ cuộc nhé!
アイン ドゥン ボー クオッ ニェー
あきらめないで!
ワンポイント(ここが混乱ポイント):「Cố lên」と「Cố gắng」はセットで語られますが、役割が違います。Cố lênは相手に「頑張れ!」と声をかける応援の言葉Cố gắngは「努力する」という動詞で、自分が「頑張ります」と言うときは「Em sẽ cố gắng ạ」となります。両方をくっつけた「Cố gắng lên!(もっと頑張って)」も、日常でとてもよく使います。

ちなみに、応援するときも相手によって Anh(年上の男性)/Chị(年上の女性)/Em(年下) と呼び分けると、グッと自然で温かい印象になります。呼び方が細かく変わるので、詳しくは「ベトナム語の人称代名詞一覧|使い分け・発音まで徹底解説」もあわせてどうぞ。

【場面別①】試験・勉強を応援するフレーズ

試験や勉強を頑張っている相手には、「Cố lên」に一言そえるだけで、ぐっと気持ちがこもります。「うまくいってね」「もう少しだよ」といった、日本語でもよく使う応援をまとめました。

ベトナム語(カタカナ) 日本語の意味 音声
Chúc anh thi tốt nhé!
チュッ アイン ティー トッ ニェー
試験うまくいってね(年上の男性へ)
Anh cố lên, sắp xong rồi!
アイン コー レン、サッ ソン ゾーイ
もう少しで終わるよ、頑張って!
Anh giỏi lắm, cố lên nhé!
アイン ゾーイ ラム、コー レン ニェー
すごいよ、その調子で頑張って
Sắp thi rồi, anh cố lên nhé!
サッ ティー ゾーイ、アイン コー レン ニェー
もうすぐ試験、頑張ってね

【場面別②】仕事・日常を応援するフレーズ

生徒に「頑張って」と声をかけて応援する中嶋の様子

仕事を頑張る相手や、毎日をがんばっている人へ。「あなたならできるよ」「体に気をつけてね」まで言えると、ただの応援から”寄り添い”に変わります。日本で働くベトナムの方に「お仕事頑張ってね」と一言かけるのにも、そのまま使えます。

ベトナム語(カタカナ) 日本語の意味 音声
Cố lên anh nhé, sắp hết giờ làm rồi!
コー レン アイン ニェー、サッ ヘッ ゾー ラム ゾーイ
もうすぐ退勤だよ、頑張って!
Anh cố lên, em tin anh làm được!
アイン コー レン、エム ティン アイン ラム ドゥオッ
頑張って、あなたならできると信じてる
Anh làm được mà!
アイン ラム ドゥオッ マー
あなたならできるよ!
Anh giữ gìn sức khỏe nhé.
アイン ズー ジン スッ クオエ ニェー
体に気をつけてね

【場面別③】試合・推しを全力で応援するフレーズ

ベトナムの人はサッカーが大好きで、代表戦の日は街中が真っ赤に染まります。そのときの合言葉が、まさに「Việt Nam cố lên!」。スポーツ観戦や、推しのライブ・イベントで叫ぶ「頑張れ!」も Cố lên でOKです。連呼すると盛り上がります。

ベトナム語(カタカナ) 日本語の意味 音声
Việt Nam cố lên!
ヴィエッ ナム コー レン
ベトナム、頑張れ!(サッカー・試合の定番)
Cố lên! Cố lên!
コー レン! コー レン
がんばれ!がんばれ!(連呼して応援)
Cố lên các bạn ơi!
コー レン カッ バン オーイ
みんな、頑張れ!

「一緒に頑張ろう」「応援してる」で寄り添うフレーズ

ベトナム人の友人と「一緒に頑張ろう」と励まし合う中嶋の様子

じつは私がいちばん好きなのが、この”寄り添い系”です。「頑張って」と背中を押すだけでなく、「一緒に頑張ろう」「いつも応援してる」と伝えると、相手との距離が一気に縮まります。落ち込んでいる人には、まず「Đừng lo(心配しないで)」から入るのもおすすめです。

ベトナム語(カタカナ) 日本語の意味 音声
Mình cùng cố gắng nhé!
ミン クン コー ガン ニェー
一緒に頑張ろうね
Chúng ta cùng cố gắng nhé!
チュン ター クン コー ガン ニェー
私たち、一緒に頑張ろう
Em luôn ủng hộ anh.
エム ルオン ウン ホ アイン
いつも応援してるよ(年下→年上の男性へ)
Anh đừng lo, mọi chuyện sẽ ổn thôi.
アイン ドゥン ロー、モイ チュエン セ オン トイ
心配しないで、きっと大丈夫だよ

【実体験】ハノイの教室で、生徒に教わった “Cố lên”

ここからは、私自身の思い出話です。この Cố lên という言葉は、私がベトナム語を”生きた会話”として好きになるきっかけになった一言でした

2019年、私はハノイで、日本へ渡る技能実習生の皆さんに日本語を教えていました。この Cố lên も、赴任して間もない頃に生徒さんから教わった言葉です。「人を応援するときは Cố lên、自分が努力するときは Cố gắng」——教室で先生(=私)と生徒がお互いに教え合ううちに、自然と身についていきました。

実習生の皆さんが、本当にいい人ばかりだったんです。私もつい「日本語の勉強も、日本での生活も頑張ってね」と声をかけることが多くて、逆に私も「先生(=私)も、もっとベトナム語を頑張りますからね(Em cố gắng!)」と返す。するとみんなが笑顔でうなずいてくれて、教室の距離がぐっと近くなるのを感じました。言葉が簡単なぶん、気持ちがまっすぐ伝わるんですよね。

もう一つ、忘れられない思い出があります。当時の私は、ハノイにいる私と、大阪の大学にいた今の妻との”逆パターン”の遠距離恋愛のさなかでした。ある日、「ちょっと寂しいですね」と生徒さんにこぼしたとき、みんなが「先生、頑張って!」と励ましてくれたんです。あの温かさは今でも覚えています。こうして無事に結婚までたどり着けたのは、もしかしたらあの頃の生徒さんたちの”Cố lên”のおかげかもしれません。

ベトナム流「励まし」の感覚【日本との違い】

フレーズを覚えるのと同じくらい大事なのが、この”温度感”の違いです。日本語の「頑張って」は、ときにプレッシャーになったり、少し突き放したように聞こえることがありますよね。頑張っている人に「頑張って」と言うのは酷では、と気をつかう場面も多いと思います。

ところが、私の感覚では、ベトナム語の Cố lên には、その”重さ”があまりありません。もっと軽くて、明るくて、温かい。「いけるいける!」くらいの気軽さで、ポンと背中を押してくれる言葉です。だからこそ、気負わずに何度でも声をかけられます。

もし日本語で本当に寄り添いたいなら、私は「頑張って」よりも「一緒に頑張ろう」の”一緒に”が効くと思っています。相手を突き放さず、隣に立つ感じ。ベトナム語でいう「Cùng cố gắng nhé(一緒に頑張ろうね)」は、まさにその感覚に近い一言です。

そしてこの Cố lên、とにかく簡単で、覚えて損はありません。日本で働くベトナムの方や、コンビニ・飲食店の店員さんに「お仕事頑張ってね」と一言かけるだけで、パッと笑顔になってくれます。ちょっとした一言が、国を越えた距離をぐっと縮めてくれます。

注意:ベトナム語は声調(せいちょう)が6つあり、同じ「co len」でも音の高さを間違えると、まったく違う言葉に聞こえてしまいます。応援の気持ちほど、発音がずれるともったいない。だからこそ、上の音声を何度も聞いて、そっくりマネするのがいちばんの近道です。

間違えやすいポイント・よくある質問(FAQ)

Q1. 「Cố lên」と「Cố gắng」は何が違いますか?

Cố lên は相手を「頑張れ!」と応援する言葉、Cố gắng は「努力する」という動詞です。人を励ますなら Cố lên、自分が「頑張ります」と言うなら「Em sẽ cố gắng」と覚えると迷いません。両方をくっつけた「Cố gắng lên!」もよく使います。

Q2. 目上の人に「頑張ってください」と言っても失礼になりませんか?

Cố lên は基本的にフランクな応援なので、目上の人には 「Anh cố lên nhé」のように人称と nhé を添えてやわらげます。ただし、かなり立場が上の相手や、かしこまった場面では、応援というより 「Chúc anh…(〜をお祈りします)」の形にすると、より丁寧で無難です。

Q3. カタカナ読みだけで通じますか?

最初のとっかかりには十分役立ちます。ただしベトナム語は声調で意味が変わるため、カタカナだけだと通じにくい場面も出てきます。この記事の音声を聞いて、耳から真似るのが、遠回りに見えていちばんの近道です。

Q4. 恋人や家族を応援したいときは、どう言えばいいですか?

親しい相手には、「Cùng cố gắng nhé(一緒に頑張ろう)」「Anh làm được mà(あなたならできるよ)」「Em luôn ủng hộ anh(いつも応援してる)」がおすすめです。“一緒に””信じてる”という気持ちを添えると、ただの「頑張って」より、ずっと温かく伝わります。

【まとめ】Cố lên を軸に、”温度”を添えて応援しよう

ベトナム語の「頑張って・応援してる」は、まず Cố lên(コー レン)を軸に覚え、そこに nhé や相手(anh/chị)、そして”一緒に””信じてる”の気持ちを足していくのがコツです。それだけで、教科書どおりの一言が、心のこもった応援に変わります。

そして何より、私が現地で感じたのは、ベトナムの Cố lên は、気軽で温かいということ。プレッシャーではなく、そっと背中を押してくれる言葉です。まずは上の音声を何度も聞いて、大切な人に声をかけるところから始めてみてください。

なお、「お疲れ様」をベトナム語で伝えたい方は「ベトナム語で『お疲れ様』を伝える14のフレーズ」、ベトナム語の学習をこれから始める方は「ベトナム語の始め方|初心者が最初にやる5ステップ」、独学に使えるアプリは「ベトナム語アプリのおすすめ7選」もあわせてどうぞ。

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