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【音声付き】ベトナム語で「どういたしまして」の使い方|日常フレーズ5選と使い分け

こんにちは!株式会社MORE UP BOOST代表の中嶋 駿(なかしま かける)です。

今回は、ベトナム語で「どういたしまして」を伝える方法について、わかりやすく解説します。

本記事では、初心者でもすぐに使える 5つの便利なフレーズ を具体例とともにご紹介します。さらに、場面ごとの使い分け方や文化的な背景も解説。ぜひ最後まで読んで、ベトナム語の表現力を一歩アップさせましょう!それでは、早速始めていきます!

カケル&ロアン

📌 中嶋駿のプロフィール

✅️株式会社MORE UP BOOSTの代表取締役
弊社は、日本とベトナムを繋ぐ架け橋として、オンラインベトナム語講座の運営や日本食品のベトナムへの輸出販売等の事業を行っています。

✅️ロアンのベトナム語講座の運営
受講者300人以上、導入企業35社を誇る「ロアンのベトナム語講座」を運営中。完全マンツーマンのオンライン授業で、初心者でも短期間でベトナム語が話せるようになるよう、質の高い講師陣と教材を揃えています。

✅️YouTube「カケル&ロアン[ベトナムチャンネル]」の運営
チャンネル登録者数10,600人を超えるYouTubeチャンネル「カケル&ロアン[ベトナムチャンネル]」では、国際結婚の視点を活かしてベトナム文化や語学の情報を発信しています。

✅️妻はベトナム人
私の妻はベトナム人であり、彼女との日常や文化交流から得た体験をもとに、こちらの記事でも情報発信を行っています。

中嶋

なお、このページで紹介しているベトナム語は、弊社プロダクト開発マネージャーでベトナム人のミーが監修しています。

 ベトナム語で「どういたしまして」の基本表現5選

昼間に微笑む二人

まずは、ベトナム語でよく使われる「どういたしまして」の表現を5つご紹介します。それぞれのフレーズには具体例も付けていますので、実際の会話でイメージしやすくなるはずです。

①どういたしまして|Không có gì.

「Không có gì.」はベトナム語の基本的な表現で「どういたしまして」を意味します。直訳すると「それは何もない」となり、英語の「It’s nothing」や「You’re welcome」と同じような感じで使います。

中嶋
他に「なんでもない、気にしない、問題ない」という意味もあります。

例えば、あなたが他人に対して何か手助けやサービスを提供し、その人が「cảm ơn」(ベトナム語で「ありがとう」)と言ったときに使います。相手の感謝に対し、自分がしたことは大したことではない、と謙遜するニュアンスが含まれています。

各単語の意味は、không+動「〜しない」、có「〜がある|〜がいる」、gì「何」です。

料理を作ってくれてありがとう。
Cảm ơn bạn đã nấu ăn.

どういたしまして。
Không có gì.
Cảm ơn「ありがとう」
bạn「あなた」
đã+動「〜した[過去]」
nấu ăn「料理を作る」

②どういたしまして|Không có chi.

Không có chi.は先ほど紹介した「Không có gì.」と同じ「どういたしまして」の意味です。ただし、Không có chi.はベトナム南部でよく使われ、北部ではあまり一般的ではない表現です。

中嶋
南部出身のベトナム人がまわりにいたら是非1度使ってみてください。

各単語の意味は、không+動「〜しない」、có「〜がある|〜がいる」、gì「何」です。

掃除を手伝ってくれてありがとう。
Cảm ơn bạn đã giúp tôi dọn dẹp.

どういたしまして。
Không có chi.
Cảm ơn「ありがとう」
bạn「あなた」
đã+動「〜した[過去]」
giúp「〜を助ける」
tôi「私」
dọn dẹp「掃除をする」

③大丈夫ですよ|Không sao đâu.

Không sao đâu.はベトナム語で「大丈夫ですよ」や「気にしないでください」を意味します。この表現は誰かがあなたに対して心配や申し訳ない気持ちを示したときに「問題はない」、「大丈夫」、「気にしないで」といった意味を表現するために使います。

例えば、あなたが誤って誰かのカップをこぼした場合、その人が「おっと、大丈夫?」と尋ねられたときに、「Không sao đâu.」を使って「大丈夫です、問題ありません」と答えることができます。

中嶋
このように「Không sao đâu」は相手を安心させ、問題が小さなものであること、または自分が問題を解決できることを伝えるのに適した表現です。

各単語の意味は、không sao「大丈夫」、đâu「(強調を表す文末詞)」です。

ごめんなさい、私があなたのカップを落としてしまいました。
Xin lỗi, tôi đã làm rơi cốc của bạn.

大丈夫ですよ。
Không sao đâu.

Xin lỗi「ごめんなさい」
tôi「私(少し固い表現でビジネス面で使うことが多い)」
đã「〜した[過去]」
làm「〜する」
rơi「落とす」
cốc「カップ」
của「の」
bạn「友達|(年齢が同じぐらいの友人に対して)あなた」

④こちらこそありがとうございました|Tôi mới là người nói cảm ơn.

Tôi mới là người nói cảm ơn.は「こちらこそ、ありがとうございました」または「むしろ、私が感謝しています」を意味します

中嶋
このフレーズは相手に対して自分の感謝の気持ちを伝える時に使われます。

各単語の意味は、tôi「私(少し固い表現でビジネス面で使うことが多い)」、mới「新たに|まさに」、A là B「A=B」、người「人」、nói「〜を言う」、cảm ơn「感謝する」です。

直訳すると「私こそが感謝を言うべき人」となります。。つまり「こちらこそ、ありがとうございました」というニュアンスになります。

この仕事が終わるのを手伝ってくれてありがとう。
Cảm ơn bạn đã giúp tôi làm xong công việc này.

こちらこそありがとうございました。
Tôi mới là người nói cảm ơn.

Cảm ơn「感謝する」
bạn「友達|(年齢が同じぐらいの友人に対して)あなた」
đã「〜した[過去]」
giúp「助ける」
tôi「私(少し固い表現でビジネス面で使うことが多い)」
làm「作る」
xong「終える」
công việc「仕事」
này「この」

⑤たいしたことないよ|Chuyện nhỏ như con thỏ.

Chuyện nhỏ như con thỏ.は直訳すると「それはウサギのように小さいことだ」となりますが、実際には「それはたいしたことではない」あるいは「とても小さなことだ」という意味で、日本語の「どういたしまして」に近い意味合いで使われます。このフレーズは、ベトナムの日常会話でよく使われる、軽い感じで感謝を受け流す表現です。

各単語の意味は、chuyện「事、出来事」、nhỏ「小さい」、như「〜のように」、con「(動物につける類別詞)」thỏ「ウサギ」です。

中嶋
「con thỏ」(ウサギ)はベトナムの文化で非常に小さなものを象徴する表現で、ここでは「小さいこと」や「たいしたことではない」という意味合いを強調しています。

したがって、「Chuyện nhỏ như con thỏ.」は直訳すると「それはウサギのように小さいことだ」となりますが、意味的には「それは些細なことだから気にしないで」あるいは「どういたしまして」と理解するといいです。

私のパソコンを修理してくれてありがとう。
Cảm ơn bạn đã giúp tôi sửa máy tính.

たいしたことないよ。
Chuyện nhỏ như con thỏ.

Cảm ơn「感謝する」
bạn「友達|(年齢が同じぐらいの友人に対して)あなた」
đã「〜した[過去]」
giúp「助ける」
tôi「私(少し固い表現でビジネス面で使うことが多い)」
sửa「修理する」
máy tính「コンピュータ」

相手に応じた「どういたしまして」の使い分け方

『初心者におすすめのベトナム語教材・ツールを厳選紹介!』と表現する日本人女性のイラスト

ベトナム語では、相手の年齢や関係性、状況によって「どういたしまして」の表現を使い分ける必要があります。ここでは、フォーマルな場面とカジュアルな場面それぞれに適したフレーズを解説します。

フォーマルな場面で使える表現

ビジネスシーンや目上の人と話すときには、丁寧で敬意のある言い回しが求められます。

Tôi mới là người nói cảm ơn.(こちらこそありがとうございました)

    • 使い方:丁寧に感謝を返すフレーズで、ビジネスのやり取りや正式な場面で使われます。
    • 例文:
      「プロジェクトを成功させるために協力していただき、ありがとうございました。」
      「こちらこそ、ありがとうございました。」:Tôi mới là người nói cảm ơn.

Xin đừng bận tâm.(どうぞお気になさらず)

  • 使い方:相手が恐縮しているときや、何かお礼や謝罪を受けた際に使える丁寧な表現です。
  • 例文:
    「ミスをしてしまい申し訳ありません。」
    「どうぞお気になさらず。」:Xin đừng bận tâm.

Không sao đâu.(大丈夫ですよ)

  • 使い方:シンプルながら丁寧なニュアンスを持つフレーズです。謝罪に対して使われることが多いです。
  • 例文:
    「ごめんなさい、カップを落としてしまいました。」
    「大丈夫ですよ。」:Không sao đâu.

カジュアルな場面で使える表現

友人や親しい間柄の相手との会話では、フランクで親しみのある表現が適しています。

Không có gì.(どういたしまして)

  • 使い方:日常会話で最も使いやすい表現です。友人や同僚との軽い会話で大活躍します。

Không có chi.(南部特有の「どういたしまして」)

  • 使い方:南部の方言を少し取り入れることで、南部出身の相手に親近感を与えます。

Chuyện nhỏ như con thỏ.(些細なことだよ)

  • 使い方:ユーモラスで親しみやすい表現。特に親しい友人と気軽に会話するときにピッタリです。
  • 例文:
    「パーティーの準備を手伝ってくれてありがとう!」
    「些細なことだよ!」:Chuyện nhỏ như con thỏ. 

ベトナム語の「どういたしまして」は感謝とセットで覚えよう

Free Thank You Thanks photo and picture

「どういたしまして」は、「ありがとう」と対になる言葉です。ベトナム語でも感謝の表現をしっかり覚えることで、自然なコミュニケーションが可能になります。このセクションでは、「どういたしまして」と一緒に覚えるべき感謝のフレーズをご紹介します。

【ありがとう①】ありがとうね!|Cảm ơn nhé!

親しい友人へ感謝を伝えるときは、カジュアルな表現「Cảm ơn nhé![ありがとうね!]」を使います

【ありがとう②】ありがとうございます|Xin cảm ơn

Xin をつけると丁寧な意味になるので、目上の人に対して感謝をする時に使います

【ありがとう③】とても感謝しています|Cảm ơn nhiều

「大変感謝します」または「非常に感謝します」という意味です

ベトナム語の感謝表現について、詳しくは「【音声付き】ベトナム語で『ありがとう』の言い方11選|感謝の表現をマスターしよう!」の記事で解説しているので、良かったらチェックしてみてください。

ベトナム語を話せるようになるコツ

ベトナム語をスムーズに使いこなすためには、フレーズを覚えるだけでなく、発音や文化的背景を理解することが重要です。特に声調が意味を左右するベトナム語では、正しい発音が相手に意図を正確に伝える鍵となります。ここでは、発音のポイントや練習方法を中心に解説します。

発音練習のポイント

【ポイント①】声調の違いを意識する

ベトナム語には6つの声調があり、同じ単語でも声調によって意味が異なります。たとえば、「ma」という音は以下のように変化します。

  • ma(マー):おばけ
  • mà(マ):でも
  • má(マー):頬
  • mả(マー):墓
  • mã(マー):(漢字の)馬
  • mạ(マー):苗

【ポイント②】練習方法

  • 1日5分でも声調ごとに音を繰り返し発音する。
  • ネイティブの音声を聞きながら真似をする。

【ポイント③】よく使うフレーズを文全体で練習する

単語だけでなく、文全体を練習することで会話がスムーズになります。特に挨拶やねぎらいの言葉は、よく使うフレーズを丸ごと覚えると便利です。

実践的な練習方法

【練習方法①】ロールプレイを試す

実際の会話を想定し、ロールプレイ形式で練習するのが効果的です。シチュエーションごとにイメージしてフレーズを練習すると、実践で使えるようになります。以下は具体的な練習例です。

【練習方法②】ネイティブの音声を活用する

音声教材やYouTubeのベトナム語レッスン動画を活用し、耳で覚えることも重要です。ネイティブの発音を聞きながら、それを真似して発声してみてください。

【練習方法③】会話練習アプリを使う

言語学習アプリ(例: Duolingo, Memrise)や、オンラインのベトナム語講座を活用すれば、実践的な会話の練習が可能です。

「オンラインのベトナム語講座はどのようなものがあるの?」と思った方は「おすすめのベトナム語オンラインレッスン5選【プロが徹底比較】」をチェックしてみてください。

ベトナム語をスムーズに話すためのコツ

  • 簡単なフレーズから始め、少しずつ語彙を増やす。
  • 相手の表情や反応を観察し、適切なフレーズを選ぶ習慣をつける。
  • 恥ずかしがらずに発音することで、実践的な力が身につきます。

「ベトナム語の学習方法について詳しく知りたい!」という方は「ベトナム語学習の完全ガイド|独学・おすすめ教材・効率的な勉強法も紹介!」をチェックしてみてください。

ベトナム語を本当に話せるようになるには?

ベトナム語の学習を始めるべきか悩む日本人女性のイラスト

この記事では、ベトナム語で「どういたしまして」を表現する方法をシチュエーションごとに紹介しました。フレーズの意味や使い方が分かり、学びを深められたのではないでしょうか?しかし、ここで一つ重要なポイントをお伝えします。

この記事を読むだけでは、ベトナム語を話せるようにはなりません。

なぜなら、言語習得には次の3つが欠かせないからです。

  1. 発音の徹底練習
    ベトナム語の6つの声調は、意味を大きく変えます。正しい発音を学ぶには、ネイティブの音声を真似しながら練習することが重要です。カタカナ表記だけでは限界があります。
  2. ネイティブとの実践練習
    実際に話すことで、頭で覚えたフレーズが使えるスキルに変わります。会話練習は欠かせません。
  3. 継続的な学習
    ベトナム語は一朝一夕には身につきません。正しい学習法でコツコツ続けることが成功の鍵です。間違った勉強法だと成長を実感できずに挫折してしまいます。

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