皆さんこんにちは! カケルです(@rising_blue94)
私は2019年に約半年間、ベトナムのハノイで働いていました。その際、日本に技能実習生として行くことが決まっている人たちに日本語を教える役割を担っていました。また、私の彼女がベトナム人であるため、ベトナムのことにも詳しいと自負しています。
さて、先日に下記のツイートをしました。
【ベトナム語を勉強するメリット】
•在日ベトナム人の数は約40万人
→中国、韓国に次いで3番目に多い•ベトナムの人口は数年で1億人に到達
→平均年齢は約30歳•観光客や土地の価格が増加
•日系企業の進出
ベトナム語を勉強しないと、確実にチャンスが減りますね。私はコツコツ習得します😌
— Kakeru Nakashima🇻🇳ベトナム的フリーランス (@rising_blue94) June 26, 2020
【ベトナム語を勉強するメリット】
•在日ベトナム人の数は約40万人 →中国、韓国に次いで3番目に多い
•ベトナムの人口は数年で1億人に到達 →平均年齢は約30歳
•観光客や土地の価格が増加
•日系企業の進出
ベトナム語を勉強しないと、確実にチャンスが減りますね。私はコツコツ習得します😌
ということで、今回は「ベトナム語を勉強するメリット」を紹介していきます。
本記事を読むメリット
- ベトナム語を勉強するメリットがわかる
- ベトナム語を勉強する方法を知ることができる
- ベトナムの現状について学ぶことができる
本記事の権威性
- 全国最大級のオンラインベトナム語講座を運営
- ベトナムで働いた経験がある
- 仕事柄、ベトナム語を話せる日本人の知り合いが多い
ベトナム語の特徴
「ベトナム語について全く知らないんだけど..」というあなたに向けて、ベトナム語の特徴を簡単に紹介します。
【特徴②】フランス語由来のものもある
【特徴③】アルファベットで成り立つ
【特徴④】声調を使って発音される
【特徴⑤】大きく分けて北部弁、南部弁、中部弁がある
ベトナム語の特徴や、文法、日本語との違いについては「【ベトナム語とは?】特徴や日本語との違いを徹底解説【発音や文法も紹介】」で詳しく解説しています。
【悲報】ベトナム語を学んでも全ベトナム人の言葉を理解することは難しい
ベトナムには54の民族が存在し、その中でキン族(ベト族)が国の人口の約86%を占めています。キン族の母語であるベトナム語は公用語としての位置づけを持っています。しかし、ベトナムの一部の民族はベトナム語以外の民族語を話すため、ベトナム語を習得したとしても、全てのベトナム人とのコミュニケーションがスムーズに行くわけではありません。特に、ベトナムの中部や南部では言葉やアクセントに違いが見られます。
とはいえ、大多数のベトナム人は標準語を理解・使用できるので、ベトナム語を学ぶ際には標準語から始めることをおすすめします。
北部弁、南部弁、中部弁の違いについては「【ベトナム語とは?】特徴や日本語との違いを徹底解説【発音や文法も紹介】」から確認できます。
ベトナム人は英語が話せるのか?
結論から言うと、ベトナム人は英語を話せる人が少ないです。私の肌感覚になりますが、英語を話せる人の割合は日本人と同じぐらい、またはそれよりも低かったです。
介護に必要な日本語って何だと思いますか?
聞く力、読む力、話す力、書く力
利用者への声掛け
スタッフとのコミニケーション
申し送りの理解
記録業務
介護福祉士試験これからは日本の介護職が簡単な英語を話せるようになるべきという人がいたけど、ベトナム人の多くは英語話せない😅
— つっちー🇻🇳世界をつなぐ介護福祉士 (@sekaitokaigo) February 20, 2021
バスの中、イングランドから来たカップル(途中下車)以外全員英語話せないベトナム人だったの割と孤独で泣きそうだった
— たかじゅん (@takajun7727) July 23, 2016
TwitterなどのSNSを見ると、「ベトナム人は英語が話せない」という意見が散見されます。しかし、観光業や外資系企業に従事するベトナム人の中には、確かに英語を堪能な人が多いです。近年、ベトナムの教育現場では英語教育に力が入れられており、さらに外資系企業のベトナム進出が進む中で、英語を話すベトナム人の数は徐々に増加していると感じられます。
ベトナム語を勉強するべき理由とメリット6選
ここから本題です。私達日本人がベトナム語を勉強するべき理由とメリットを6つ紹介していきます。
【メリット①】45万人以上のベトナム人が日本に住んでいる
法務省の在留外国人統計によれば、2022年6月末時点で日本には476,346人のベトナム人が住んでいます。この数は在日外国人の中で中国の744,551人に次いで2番目に多いです。また、2011年には在日ベトナム人が44,444人しかいなかったことを考えると、10年余りで約10倍に増加しているのです。この伸び率は他の国籍と比べてもトップです。
この急増の背景には、日本での技能実習生や留学生の増加が挙げられます。高齢化が進んでいる日本は働き手が減少しており、技能実習生の受け入れを積極的に行っています。(技能実習生に関しては「【技能実習生とは?】制度や対象職種・受入れの方法や人数・問題点も解説!【丸ごと解説】」で詳しく解説しています)
「まず簡単なベトナム語を覚えたい!」というあなたは「【ベトナム人が厳選】ベトナム語の悪口・スラング5選【誰でも分かる発音&解説つき】」や【即実践】ビジネスやプライベートで使えるベトナム語の自己紹介17選【ベトナム人が厳選】の記事をチェックしてみてください。
【メリット②】ベトナム進出する日系企業が増えている
JETROによると、2021年12月時点でハノイ、ホーチミン、ダナンの商工会議所に加入している日本企業は1,947社あります。2018年には1,848社が進出していたため、この3年間で99社の増加が見られます。 しかし、JETROのデータには、他の地域に拠点を持つ企業や、商工会議所への加入が必須ではない企業は含まれていないため、実際の進出企業数は2,000社を超えていると言われています。 ベトナムへの進出が増えている背景には、ベトナムの低い人件費が挙げられます。中国の人件費の上昇を受け、製造業を中心とした企業が生産拠点を中国からベトナムや他の東南アジア諸国に移す動きが活発になると見込まれています。さらに、人口減少とそれに伴う市場の停滞から、経済が拡大するベトナムへの進出を目指す日本企業も増え続けています。
そのため、どの日本企業に所属していてもベトナムとの関わりは増えるでしょう。もしあなたがベトナム語を話せるのであれば、ベトナム駐在やベトナム市場開拓の責任者として、キャリアアップの機会を迎える可能性が高まります。 将来的にベトナムでビジネスを展開する場面を想像してみてください。ベトナム人との商談において、ベトナム語を話せると、その「信頼感」は計り知れません。ベトナム語を話さない人よりも、少しでもベトナム語を使う人の方が、親しみや信頼を感じることは間違いないです。また、日本においても、日本語を少しでも使おうとする外国人の方が親しみを感じるものです。 従って「ベトナム関連の仕事を目指すなら、ベトナム語の習得は必須」と言えるでしょう。
ベトナム進出を考える経営者の方にとっても、ベトナム語を学ぶことは、単なるコミュニケーションの手段以上の価値があります。なぜなら、ベトナムのパートナーや顧客と直接ベトナム語で話すことができれば、ビジネスの成功に向けての道はより確実になるからです。さらに、経営者自身がベトナム語を話せると、従業員や取引先にも大きなメッセージを発信できます。それは、ベトナム市場への真摯な取り組みや、ベトナムとの長期的な関係を築く姿勢を示すものとなります。そのため経営の舵取りとして、ベトナム市場での成功と持続的な成長を目指すなら、ベトナム語の習得は投資価値の高いスキルと言えるでしょう。今こそ、新しいビジネスチャンスを掴むための第一歩として、ベトナム語を学ぶ決断をされてはいかがでしょうか。
【メリット③】日本企業で働くベトナム人が増えている
先程もお伝えしましたが、日本で働くベトナム人は増加しています。技能実習生や特定技能に所属する方々(約22万人)、専門学校や大学からの留学生(約4.6万人)が日本で学び、その後正社員として(6.4万人)働くケースも増えています。この状況を見てみると、職場にベトナム人がいる企業のあなたにとって、ベトナム語の習得は非常に価値があるでしょう。
技能実習生や特定技能の受け入れに際しては、彼らが十分に日本語を話せない場合も少なくありません。そのため、円滑なコミュニケーションをとるためには、こちら側もベトナム語の基礎を学ぶことが求められるのです。そして、ベトナム語の専門用語や生活ガイドラインを整備する際にも、ベトナム語の知識は非常に役立ちます。
ここで付け加えると、多くのベトナム人従業員は、日本の同僚や上司がベトナム語を学ぼうとする姿勢を非常に評価しています。彼らにとって、これは日本人社員が自分たちに寄り添って理解しようとする姿勢として受け取られ、強い絆や所属意識を生む要因となります。実際、ベトナム語を勉強する日本人社員がいる職場では、ベトナム人従業員は「この会社で長く働きたい」と間違いなく感じるはずです。
さらに、ベトナム人を採用している企業の中には、ベトナムとのビジネスを展開しているところも多いでしょう。ベトナム語を知っていることで、市場リサーチや企画提案など、共同での業務がスムーズに進められ、ビジネスの質を向上させることが期待できます。
【メリット④】ベトナム経済は発展中なのでチャンスが多い
ベトナム語を勉強すると、ベトナムでのビジネスや旅行のチャンスが大幅に増加します。以下にその理由を説明します。
【理由②】土地価格の上昇
【理由③】外国人観光客の増加
【理由①】ベトナムの人口増加
2023年4月時でのベトナムの人口は1億400万人で、大部分が若年層です。経済は人口の増加とともに発展する傾向にあり、特にテクノロジー、サービス、製造業の分野で顕著な成長を見せています。ベトナムの都市部、特にホーチミン市やハノイでは、新しいスタートアップが次々と誕生し、国際的な投資家たちの注目を集めています。
この人口構造と経済の成長は、国内の消費市場を拡大させる要因となっています。若年層の消費者は、新しい技術やブランドに対してオープンな姿勢を持ち、デジタル決済やオンラインショッピングの普及も急速に進行しています。さらに、富裕層の増加に伴い、高品質な製品やサービスに対する需要も高まっています。教育分野も同様に変革の波を受けており、英語やプログラミングの教育が重視されるようになっています。ベトナム政府も、若者のスキルアップと国際競争力の向上を目指して、教育改革や産業の振興に取り組んでいます。
このような背景のもと、多くの日本企業はベトナム市場への進出を積極的に検討しています。ローカルのニーズを理解し、ベトナムの文化や価値観に合わせたサービスや製品の開発が、成功のカギとなるでしょう。ベトナムの未来は明るく、今後もアジアにおける経済成長の中心としての役割が期待されています。投資家やビジネスマンにとって、この国の動向を見逃すわけにはいかない時期に差し掛かっています。
【理由②】土地価格の上昇
不動産総合サービスを提供するSavillsのデータによれば、過去5年間でベトナムの土地価格は継続的に上昇しています(参照データ)。この上昇トレンドは今後も持続すると予測されており、ベトナムは世界中の投資家の興味を引きつけています。そのため、ベトナムでの投資や不動産ビジネスを考慮中の方にとって、ベトナム語の習得は新しいビジネスチャンスを開拓する強力なツールとなることでしょう。ベトナム語の知識を有することは、単なるコミュニケーションツールとしてだけでなく、現地の企業情報を直接手に入れることができますし、ビジネス交渉や契約の際にも役に立ちます。
【理由③】外国人観光客の増加
ベトナム観光総局のデータによれば、2018年にベトナムを訪れた外国人観光客の数は1560万人にのぼり、前年比で270万人もの増加が見られました(参照データ)。この増加の背景には、LCC(格安航空)の新規就航が多くなったことや、ベトナムの充実したインフラが寄与しています。特にベトナムで実店舗を出店したい方、ベトナムの観光に興味がある方はベトナム語を勉強しておくことで、新しい情報からチャンスを生み出すことができると思います。
【メリット⑤】希少価値が高い人間になれる
ベトナム語を習得することで、自身の希少性が高まります。 確かに日本語を話すベトナム人は増えていますが、その逆、ベトナム語に堪能な日本人はまだまだ少ないのが現状です。 「日本語を話すベトナム人の通訳を雇うことで解決できるのでは?」という考えもあるでしょう。しかし、自分の言葉を通訳者を通じて伝えるというスタイルには不自然さや違和感を感じることも多いです。
「英語を使えば、ベトナム語を知らなくても十分」という意見もあるかもしれませんが、実際にはベトナムで英語を流暢に話せる人の割合は、日本とほぼ同じか、それ以下であると言われています。 このような背景を考慮すると、英語よりもベトナム語の方が希少価値があり、日本とベトナムとの将来的な連携や交流を考えれば、ベトナム語の習得は非常に有益と言えます。
【メリット⑥】ベトナム旅行が身近になっている
日本とベトナムの航空路線が増加する傾向にあると予測されています。 現在、成田、羽田、関空、名古屋、福岡からベトナムへの直行便が運航されていますが、さらに新たな路線が追加されるとの見込みです。具体的には、NHKニュースの報道によれば「松山-ベトナム便 早期実現で合意」や、新しい航空便の導入が予定されているほか、格安航空会社のベトジェットが鹿児島路線を開設する計画も進行中です。 日本国内には多くのベトナム人が住んでおり、またベトナムへ行く日本人が増加していることを背景にベトナム直行の航空路線が増えると予測されます。このため、ベトナムへの旅行がより手軽になるでしょう。
ベトナムを訪れる際には、ベトナム語を話せると現地の方とのコミュニケーションがスムーズになり、旅行がより豊かなものとなる可能性が高まります。特に多くの人にとって、海外旅行は一生に1度の特別な経験となることが多いです。だからこそ、少しの努力で言語を学ぶことによって、ベトナムの文化や人々の暖かさをより深く感じられる瞬間を得ることができます。観光地だけではなく、地元の人たちとの交流を通じて得られる思い出や経験は、一生の宝物となるでしょう。
覚えておいて必ず役に立つベトナム語
「ベトナム語はあまり話せないけど、興味はある!」というあなたに向けて、いくつかベトナム語を紹介します。
・Rất vui được gặp+二人称「〜に会えてとても嬉しいです」(※はじめましての方に使う)
・Tên tôi là A「私の名前はAです」
・Chào mừng+二人称「ようこそ〜さん」
こちらのベトナム語の詳細と発音は「【音声付き】自己紹介ですぐに使えるベトナム語の自己紹介17選」から確認できます。
ベトナム語はどのように勉強したら良いの?
初心者向けに「おすすめのベトナム語の学習方法」を紹介します。結論、下記の5つのステップをふむだけでOKです。
【ステップ②】アルファベットの発音を覚える
【ステップ③】声調を覚える
【ステップ④】文法を基礎から学習する
【ステップ⑤】ひたすらベトナム人にアウトプットする
【おすすめ②】自己紹介で使うベトナム語を覚える
【おすすめ③】YouTubeで学習する
【おすすめ④】オンラインベトナム語講座を受講する
【まとめ】ベトナム語学習をスタートしてチャンスを掴み取ろう
最後に、ベトナム語を勉強するべき理由をまとめます。
【メリット②】ベトナム進出する日系企業が増えている
【メリット③】日本企業で働くベトナム人が増えている
【メリット④】ベトナム経済は発展中なのでチャンスが多い
【メリット⑤】希少価値が高い人間になれる
【メリット⑥】ベトナム旅行が身近になっている
今後は間違いなく日本とベトナムの関係性は強くなります。また、日本に住んでいても多くの方がベトナム人と関わる機会が増えていきます。もしあなたがベトナム語を話せることができれば、多くのチャンスを掴み取ることができ、人生を充実させることができると思います。ベトナム語の重要性に気づけた方は、私と一緒にベトナム語の勉強を頑張っていきましょう!
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